こんにちは、ドラム教室dolce講師の中村です!
「電子ドラム欲しいけど、種類が多過ぎてどれを買ったらいいのかわからない!!」という方のために記事を書きました。
楽器を新たに趣味で始める時、挫折したときのためにダメージが少ないように安いものの方がいいとは思うでしょうが、「安物買いの銭失い」になってしまうのも嫌ですよね。
この記事を読めば、
あなたが購入するべき電子ドラムが分かります!!
では、いきましょう!
メーカーはどれがいい?
どのメーカーも試行錯誤して時が経つにつれて素晴らしい製品になっているのは間違いないです。
しかし、これは私の独断と偏見になるかもしれませんが、「Roland」がいいと思います。「Rolandを買っておけば間違いない」という感じです。
そのため、今回はRolandの電子ドラム「V-drums」の現行機種(2020/5/22現在にRoland社電子ドラムのwebサイトに載っている機種)に絞った記事を書かせていただきます。
もちろんRolandの一番安い機種とYAMAHAの一番高い機種を比べたらYAMAHAに軍配があがるとは思いますが、あくまでもRoland内での比較としてご覧いただけたらと思います。(これはあくまでも私の意見であってRoland社とは一切関係がございませんので予めご了承願います。)
全機種比較
TD-1K
私は電子ドラムを2つ持っていますが、その一つはこれです(理由は後述)。
一番安い機種です。メリットはそこです。他にメリットはありません。
メリットは値段以外にありませんと言ってしまうと「買わない方がいい!」っぽい意味に聴こえてしまうかもしれませんが、決してそういうわけではありません!!
大事なのはあなたが電子ドラムを何のために買うのかということです。
「打感が生ドラムと違うとかそんなことは気にしない。
スティックで叩いてドラムの音が出れば十分。」
こういうニーズに応えてくれるのはこの製品でしょう。Rolandなので音色も心配ないです。ただし細かい音色のカスタマイズはできません。
ちなみに私の生徒がこのドラムを買いたいと言った場合は全力で否定します。
ドラムの練習には向きません。もちろん何もないよりかはマシですが、もう少し上位機種を買うべきです。とくに左右のフットペダルは生ドラムのとはニュアンスとかけ離れているでしょう。
[rakuten id=”ishibashi:10159971″ kw=”TD-1K Roland”]
ちなみに私はキックパッドKD-9を別途購入しました。
これを導入すると生ドラムと同じペダルが使えるようになります。
しかし、打感は生ドラムと比較するとイマイチなのと、打撃音がかなりするので騒音問題には注意が必要です。
(↓ご紹介は新機種のKD-10です。静音性が少し強化されているみたいですね。)
[rakuten id=”ishibashi:10163660″ kw=”Roland KD-10″]
騒音は減らしたいけど、付属のキックパッドを強化したい場合はこちらの商品がおすすめ。
[rakuten id=”mikidj:10003991″ kw=”Roland KT-10″]
さて、なぜ私がこのドラムを買ったかというと、レッスン用にもう一台欲しかったからです。
しかし、手順が説明できれば私のニーズは満たし、打感などは全く気にしないので買った次第です。
何度も言いますが、本気の練習には向きません!!
TD-1KV
一つ上で紹介した「TD-1K」の上位機種です。ほとんど同じですがスネアがメッシュヘッドとなっています。
Rolandのメッシュヘッドは確かにいいですが、そこだけアップグレードした製品を買うのもどうかなと私は思います。これを買うくらいならTD-1Kでいいのかと。
ただ、どうしてもクローズドリムショットの音を出したいっていうならこの機種になりますね。
TD-1Kでは普通のスネアの音しか出せません。
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TD-1KPX2
売り文句は「コンパクトに折りたたみ可能。演奏性能は本格派。ツインペダルに対応したVドラムポータブル」となっています。
「TD-1KV」との変更点は、タム類もメッシュヘッドになっていること。キックペダルに生ドラムと同じペダルが使えること、そしてそのペダルはツインペダルまで装着可能というところです。
ちなみに音源モジュールは上記2つと同じ一番チープなモデルです。
感想としては、「うーん。中途半端。」って感じです。
ここまで頑張るならもう少し上の機種を買いたいといったところです。TD-1シリーズの割には値段も高いので。
クラッシュが2枚。ライドシンバルが欲しいですね(スペック的にはクラッシュ×1、ライド×1ってなっているのですが、ものは一緒です。)。あと、キックペダルが使えるのはいいですが、ハイハットペダルもシンバルとつながっているほうがいいです。
ニーズとしては「安価モデルでツインペダルが使える」ところでしょうか。
ちなみに、先ほど紹介したオプションのKD-10もツインペダル対応です。
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TD-1DMK
「TD-1KPX2」との違いがあまりよくわからなかったですが、こちらのほうがセッティングがし易いです。恐らくそれくらいだと思いますが、意外と重要な部分なのでこっちの方がいいでしょう。
余談ですが、セッティングの重要性を軽視している人が意外と多いですが、演奏のテンションに関わる部分なので重要視した方がいいですよ!椅子の高さとかも!
[rakuten id=”shimamuragakki:10141903″ kw=”Roland TD-1DMK”]
TD-17K-L
TD-17シリーズ。新しいシリーズで、評価できます。
V-drumsはいままで、高スペック&高コストもしくは低スペック&低コストのどちらかで手を出しづらかった印象ですが、ちょうどいい値段帯のそれなりに演奏にも満足のいくのがこの17シリーズだと思います。
さて、その中での一番手頃なのがこちら。
サウンドモジュールも進化してチープ感がなくなっています。
しかし残念ながら生徒にはオススメしません。
ハイハットペダルは生ドラムと同じがいいです。
TD-17KV
1つ上で紹介したのモデルのタム類がメッシュになっただけです。個人的には特徴なしと判断します。
名称からしてこれがベースとなっているのでしょう。1つ上のがローコストモデルでこの次に紹介するのが1ランク上のモデルですね。
[rakuten id=”shimamuragakki:10134237″ kw=”Roland TD-17KV”]
TD-17KVX
私の本命はこれ!!!
ドラムの練習も本格的にできるでしょう。
13インチのハイハットは使えず、最高で11インチ。
少し小さいかなとも思いましたが、実際に付属する10インチのハイハットを見ましたが小さいとは思いませんでした。十分です。
練習には十分なモデルですね。練習目的であればこれ以上いいのを買う必要性ないでしょう。お金が余っているならばいいと思いますが(笑)
[rakuten id=”shimamuragakki:10134244″ kw=”Roland TD-17KVX”]
TD-25K
正直25モデルについてはよくわかりません(笑)
わかりませんというか、17との比較が難しいのです。しかし値段が高価なのは25シリーズです。その価格差相当の価値が25シリーズにあるのかは私にはあまり理解できませんでした。
しかしTD-1でもお伝えしましたが、キックパッドのKD-9は壁を叩いているのにほぼ近いくらい硬く、打撃音もかなりでます。
[rakuten id=”marks:10008042″ kw=”Roland TD-25K”]
TD-25KV
こちらは先ほど紹介したモデルにシンバルが増えていますね。
小学生の吹奏楽で使うドラムは1クラッシュが多いみたいですが、どうせなら一般的なセットによくある2クラッシュ仕様の方が今後に活かせると思います。
[rakuten id=”key:10043860″ kw=”Roland TD-25KV”]
TD-25KVX
キットの内容としてはTD-25KVと比較すると、スネアとタムが良いもの(大きいもの)になっています。
バスドラムはKD-180という機種が写っていますが、推奨別売品という名目です。
[rakuten id=”shibuya-ikebe:10101680″ kw=”KD-180″]
TD-27KV
最上位モデルのTD-50にしか対応していなかったデジタルパッド(スネア・ライド)が下位機種で対応可能になった初めての音源モジュールがTD-27です。
デジタルパッドの魅力はTD-50で後ほど紹介しますが、少しでも低価格でデジタルパッドを利用したい方に向いています。
[rakuten id=”shimamuragakki:10183892″ kw=”Roland TD-27KV”]
TD-50K
私のドラム教室で使用しているモデルです。
値段は高いですが、先ほどお勧めした「17KVS」と比べても素晴らしいモデルです。
初めて叩いた時は感動しました。
レッスンを見学に来た生徒さんのパパは「これって生ドラムですか?」と私に聞いてしまったくらいです(笑)。
流石に生ドラムとは違うとは思いますが、音色とも大きさも生ドラムに近いと思います。
私は「電子ドラマー」ではありませんが、「生ドラマー」の練習にも問題なく使える楽器です。
なにが良いかというと、スネアとライドシンバルです。これらの2つは今までと違って音源モジュールとはUSBで接続します。
技術的な詳しい仕様はわかりませんが、恐らく、凄まじいハイテクなコンピュータが内蔵されているのでしょう。
特にライドシンバルですが、今までのシンバルではチョーク(ミュート)があまり反応しなかったのですが、これはシンバルを手で挟む以外にも、表面を触るだけでミュートされたりと、本物のシンバルに激しく近い仕様となっています。音色も叩く場所、奏法によっていろんな音がなりますし、本当に感動しますよ。
ちなみに上位機種になると、バスドラが付属していなかったりする場合があるのでセット品を買うのがオススメです。
[rakuten id=”ekiweb:10020777″ kw=”Roland TD-50K”]
TD-50KV
私が持っている50Kよりいいモデルになりますが、タム類の見た目が変わりステージでかっこよく見せたいというニーズに対応しているのではないでしょうか。
値段が高いので、家で趣味で使うだけならもったいないと思います^^;
[rakuten id=”ishibashi:10166303″ kw=”ROLAND TD-50KV”]
TD-50KVS
現時点で最上位モデルです。
変更がある場所と言えば、バスドラムです。
KD-220という機種を採用しています。
見た目だけでなく、演奏感も生ドラムに近いようです(試せていないですが…)。
個人的な意見として、このバスドラムはかなり導入したいですが、なかなかのお値段。。
パッとググった感じで16万円超え(もちろんバスドラだけですよ。TD-17を1台買えちゃうくらいです。)といったところでした。
[rakuten id=”shimokura-gakki:10024893″ kw=”Roland KD-220″]
まとめ
どの電子ドラムが自分に合っているのか見つかりましたか??
私がこの記事でお伝えしたいのは、「値段が高ければいい」とか「安いから買いではない」という風に判断してほしくないということです。
「自分がどんな目的でドラムを買うのか。」
それが何より大事です。
ちなみに、私は電子ドラムを練習に使うようになってから、無駄な力が抜けて演奏が良くなったと周囲に言われました。
この記事が参考になれば幸いです!