目標の設定

秋ですね。
文化祭シーズンですね。

文化祭といえばライブ演奏も出し物の一つ。TOPページのプロフィールにも書いてありますが、私がドラムを始めたのは高校一年生の時に先輩の演奏をみたことがきっかけです。そして、高校三年生の時には憧れの後夜祭の体育館ステージで演奏をしました。
メガネっ子だらけの放送部が行なった音響技術は最悪で、返しスピーカーなんてあるはずもなく、ベースは客席に一切の音すら届いていませんでしたが、思い返してみるとそのライブ演奏が一番心に残っている気がします。

さて、私の話は程々に、今年の初めの頃とある中学生の女の子が入会しました。
その子は「9月にある文化祭で演奏するから3曲叩けるようになりたい」という要望でした。

結論から言うと、文化祭でのライブ演奏を楽しく終えることができたらしいのですが、入会時にその話を聞いた時は正直不安でした。
彼女はスティックすら握ったことがない完全な初心者。しかもただ単にステージに上がるだけではなく、夏休みに実施される校内オーディションに通過しなければならないこともあり…。

「練習しろ〜!!」って言うのは簡単ですが、それで生徒さんが頑張ってくれるかは別。
やる気を損なわせないようにしながら成長させなければならない。
コーチングとはなかなか難しいものです(一生修行です…)。

しかし、そんなテクニックをほとんど使わずとも彼女は努力をしてくれました。

ドラム教室dolceには色々な生徒さんがおります。
バンドや吹奏楽部で上手な演奏をしたい人、入会を機に趣味にした人。

生まれ持ったドラムや音楽に対する“勘”っていうのはあるのかもしれませんが、それ以上に上達するには努力が必要です(音楽に限らずどんな事でもそうだと思います)。

教室に通うだけではなく、毎回のレッスンを家で復習して、教室に通う。そして、またレッスンで学んだことを家で体に叩き込む。
これがしっかりできればどんどん上手くなるでしょう。

しかし、それがとても難しい。先ほどもコーチングの話をしましたが、私がお尻を叩けばいいってことではありません。
教室のモットーは「好きなものこそ上手なれ」。ドラムを嫌いになってしまったらTHE END
「諦めたらそこで…」というバスケ漫画のセリフもあるように、生徒さんの未来を守るために講師としてそれだけは避けなければいけないと思っています。

なので、「家で練習しない人が悪い!」とか言うつもりは一切ありません。皆さんいろんな思いで教室に通っていただいているので自由でいいと思っています。

しかし、大きく伸びる人とそうでない人を単純に分けてみるとやはりそれはレッスン外での練習があるかないかであり、そして、それらの時間を確保するかどうかは、具体的な目標があるかないかに繋がっているのではないかと多くの生徒さんを見ていて思います。

具体的な目標は「上手くなりたい」では曖昧です。
「〇〇までに〇〇をできるようにする」のように、期限と内容の設定が必要です。

しかしバンドでもやらない限り目標なんて設定できないのが普通です。(バンドを組むのも、いいメンバーに出会わなければいけないので簡単な事ではありません。)

ドラム教室dolceでは毎年発表会を行なっています。多くの人の前で一年の成果を披露する場があります。
消極的なのか出たがらない生徒さんが比較的多いですが、目標達成とか上達の実感というのは素晴らしいものですので是非味わってほしいです(一回出た生徒さんの多くは翌年も出演希望されるのでそういうことなのでしょう!)。

 

久しぶりのブログになってしまいました…。
ということで私の目標は「最低月一のブログ更新」!

いや、無理かな。。笑

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